ステップファミリーあるある　〜節目の行事〜

節目節目の行事ごとへの心の向かい方に
一喜一憂しがちだったのを思い出しました。

アドラー心理学をベースにした
アクティブ・ペアレンティング（AP）
より良い親子関係講座をしています

AP認定リーダー
M-STEPオンラインカウンセラー🌈あないのりえです😊

これまでの年月を思いおこしては感動し涙する卒業式
新たな門出、子どもの成長を喜ぶ入学式

どちらも涙や感動がつきものですが
そうもいかない複雑な心境がある継母でした。

新しい生活が始まってまもない頃に経験した卒園式・小学入学式

まだこの頃は
小さな長男、そして親族のみんなが
これまでどんな思いで過ごしてきたのか…など思いおこして涙。
しっかり育てたいという責任感からの意気込みも割とあったと思うのですが…

うまくいかないことの積み重ねは

継親子関係だけでなく

夫婦も親族も、いろんな関係に影響しはじめます。

さまざま要因が絡み合う複雑な悩みになっていきました。

思春期に突入…うまく行かないコミュニケーションにイライラしがちな小学卒業式・中学入学式
他のお母さんがたみたく純粋に泣けない
私なんかが出席しても喜ばないだろう…
どんな存在としてどんな顔してそこにいればいいのか？
できることなら参加したくない…後ろ向きな思考。

APを学んで自己肯定感が回復され始めた中学卒業式・高校入学式

ただの保護者として
節目行事の出席者として参加
継母だから実母じゃないからといった考えはなく
参加するもの・家族として見届けたいフラットな思考から前向き方面へ…

まずは参加することで

ふと気づくことがありました。

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転任してきたというその女性の先生は
我が子達を熱く迎えてくださりました。

長年テニス部の顧問をされていたようで
言わば女性版松岡修造のような？

大きなお子さんもお持ちで、貫禄があり

初めて出会う子どもたちに
いっぱいの熱を注ぐ姿に胸を打たれました。

こんな風にできる人もいるんだと。
方や私は何故できないのかと。

相手は同じ継子長男さんであるのに？

何が違うのか？

疑問が浮かびはじめました。

さまざまな『違い』に気づき始めたころ
結局問題は自分にあるところまで腑に落ちました。

でもならばどうすればよいのか？

自分の変え方がわからないでいました。

そんなときにAPに出会いました。

2017年、継子長男さんが中学3年になった4月
『ガミガミ言う子育てにさようなら』というフレーズが刺さって
APについて知ったところから
少しずつ意識が変わり始めました。

かと言ってこの1年間で

別段継子長男さんとの関係が良くなっていたわけではありません。

中学卒業式は、室内に入れる人数に限りがあるので
保護者は1人だけ教室に入る形式となっていました。
子どもの隣に座り、子どもたちが準備した手紙を受け取るのです。

我が家は主人が教室に入りました。
どうやって決めたのか今は全く覚えていません😅

でも心境は覚えています。

だいたいみんなお母さんが入ってるよね〜と苦い思い。
やっぱり血が繋がっていないから？って思われたりするのか？と頭を過ぎったのも覚えています。

でもその先がありました。

継母であることも
血が繋がっていないことも
うまくはいってないことも
全部事実
でも精一杯がんばってきている。

何も恥ずかしいことはない。

ちょっとやり方が間違っていて
うまくいってなかったことは認める。
でもそれも今より良いやり方を勉強中だ。

そう思うこと
ありのままの自分を認めつつ
頑張っている自分も認めることで自分を護ることができました。

別段継子長男さんとの関係が良くなっていたわけではありません。が
確実に私の捉え方に変化が生まれていました。

それに気づいたのは

卒業式からぐんと経った頃のある方からの一言

卒業式の日、廊下だったでしょ？（教室には実の父が入っていたから）
あれを見て涙がでた

卒業式から数ヶ月後に言われた長男さんの同級生のお母さんからの一言

私の中でちらっとよぎった考えは
母として教室に入れないことが可哀想？
親子関係が良くないから選ばれなかった？

継子の心境を思いやってのこと？

何かわからないけれど
ほぼほぼマイナスイメージ。

そこから
もしや継親の心境を思いやってのこと？
捻り出してのプラスイメージでした。

継子長男さんの同級生のお母さん方との交流は
ほとんどありませんでした。
部活で一緒のお母さん方とはお話しすることはあっても
折り入った話はできるはずもなく
なんとはない会話程度。
卒業の感動を話し合える状態でもありません。

確かにあの時廊下でもひとりぼっち。
何のためにそこに居るのか？
どこまで試練は続くのか？
けっこう過酷な時間だったのはまだ覚えています。

子どもが準備した手紙には何が書かれているのかも気になりました。
そもそも私向けの言葉など無いかもしれないとも思いました。
そう思うと悲しくなる自分がいたり
そうであっても仕方ない関係でしょうと思う自分がいたり
だから虚しくなったり
確かにあの時はまだそんな気持ちと同居しながら戦うような
歯を食いしばっている状態でしたが…

また日がたち、最近では
それらがどうでもいいと思えていることに気づいたのです。
私にとって大きな成長でした。

APの知識から少しずつ
私の捉え方、関わり方に変化があり
さらにはそれが周り（相手）に自然と影響を及ぼしていたからだと後々わかったのでした。

高校入学の際には主人から
できれば家族揃って式に参加できたらと思っているけれど
私の気持ちはどうか？といった相談をしてもらえるようになっていました。

それまでは『当然〇〇するもの』だと
お互いが『違った認識』を『当然』と思っていたことからうまくいっていませんでした。