続いて…ちびっこたちが寝静まったころ
長男さんと2人で話をしました。
アドラー心理学をベースにした
アクティブ・ペアレンティング(AP)
より良い親子関係講座をしています。
APジャパン認定リーダー
M-STEP認定カウンセラー🌈あないのりえです。
ミーティングでいろいろ話して聞かせてくれた感謝と
意見をいう、気持ちを伝える…などの感覚がないことについて。
昨年の夏休みにも長男さんと話しましたが
私も結婚当初からそのあたりの感覚の無さが気になっていました。
同時に感じたのは『自己防衛』
…きっと、自分を守っているんだと。
長男さんのお母さんは
産後に病気が発覚して、長男さんが4歳すぎ頃に亡くなっています。
つまり、病院生活や、いろんな出来事を経てくる中で、悲しい場面や不安な場面が幾度となくあったはずなのです。そんなことを全部キャッチしていては身が持たないでしょう。むしろ、どんなマイナス感情さえも『悲しい』『心配』『不安』『辛い』など言葉と結びつける発想すらなく、モヤモヤとしていたのではないか?
でもモヤモヤしていたら身がもたないから
『聞かない』『思わない』『感じない』機能が発達しているように思えたのです。
どんな時にそれを感じたか?というと
・手を洗ったらタオルで拭く
・お皿を舐めない
…というような『しつけ』において注意するとき。
単にやりたくない反抗とは違う
『完全スルー』具合いが
私には違和感を感じました。
自分に都合の悪いこと…耳障りな内容は
聞こえてるのに、心には届いていないようなところ。
暖簾に腕押し
糠に釘
…
…
私=イライラ
そんなのが常でした。
あまりの無反応に
こちらが人間不信になるほど。。。
もしかして自分を守ってる?!
いつもそんな考えがぐるぐる回っていたものです。
今回その話題になったとき
長男さんは教えてくれました。
確かににそうなっていたと。
だから今は、自分の考えを言えるようにしていると。
自分の傾向を知っている長男さんに
ちょっとホッとしました。
お母さんを亡くしたときから
どんな気持ちだったのだろうと考えると…
その感情すら無かったことにしてきたのだから
やはり相当なものだったのではないか?と思われます。
誰に教わったから…というわけでなく
家から出て、
自分に向き合わないといけない機会が訪れたことで
自らの実体験で変化していました。
まさに、
人間は、単に生存するだけではなく、
精神的、知的、社会的、心理的な面で
自己を成長させていくという能力を持っている…(APテキストより)
寮生活に向かったあの頃
私のAP開始時期では子育て…間に合わなかった…と
ちゃんと関わりを持てなかったことを申し訳なく思っていましたが
ちゃんと自分でも成長していけるのです。
そう考えたら
できなかったことに目を向けるより
今からできることに目を向けて
子どもを信じて勇気づけし続けることがどんなにか前向きで建設的かがわかります。
自分で成長し続ける長男さんを素晴らしいと感じながらも
要所要所で力となれるよう
コミュニケーションをとっていきたいと思います。