『虫垂炎かもしれない』
夜中に長男さんからメッセージが来ていたことに気づく。
7分前のことだったのですぐに電話しました。
どんなにか痛がっているだろうか?!と心配していたけれど、意外にケロッとしていてちょっと拍子抜け。
でも話を聞くと、どうやら昔経験した虫垂炎の痛みに似ているようなのです。
ネットで検索すると
おへそのあたりに痛みが現れたあとに、右下の方に痛みが移る…とあったらしく、それと似ているし、10年前の痛みにも似ていると感じる…と。
すぐに救急電話相談に電話。
#8000は全然繋がらない
他を探したら
#7119を発見、こちらはすぐに繋がった!
他県で子どもが一人で虫垂炎かもしれないと痛みを抱えている旨話すと、本人か、本人と近くにいる付き添いの方でないと対応できないとのこと。
長男さんの住む地域にも#7119があるので本人から連絡するようアドバイスをいただく。
長男さんが電話をするとすぐに病院へと言われたとのこと。
寮の舎監さんへの連絡
タクシー手配
出かける準備
をするようメッセージ
タクシーが呼べなかったから舎監さんが救急車を呼んでくれたらしく、近くの病院にて診察してもらえたのでした。
…が次に届いたメールは
『ごめん、虫垂炎ではなく便秘だったみたいで…』
ちょうど右側にだけ便が溜まっていたとか!!!
本人かなり申し訳なさそうに
ここまで大惨事になったのに謝ってたけど
ごめんどころか
こちらはホッとしたのに、
長男さんは気を使えるようになっていて成長を感じる。
虫垂炎…すごく痛そうだったのは私もよく記憶しています。
とっても怖がりだったので彼は手術を拒み、当時は薬で散らすことにしたのです。
薬で散らすと、また再発することがあると聞いていて、末っ子の次男くんも1歳なるかならないか?でまだ小さく、いつまた痛くなって病院に走らなければならなくなるのか?!と思うと不安で、手術してしっかり完治させて欲しかったのですが。。。
ものすごく嫌がるのに無理やり手術することなんてできず、あの当時相当苛立ったのを覚えています。
本人は怖いから嫌。
私はいつなるかわからなくて不安だし、主人は単身赴任のため病院に走るのも私になると思ったら大きな負担を感じてしまって嫌。
意見は対立しましたが、決め手は病院の先生の一言でした。
手術するのは子ども。子ども本人の気持ちを優先しましょう。
今思えばまさに 手術するかしないかが直接ふりかかるのは長男さん。
つまり私の問題ではないのです。
きちんと判断できる意識のある人の体のことを、私が私の判断で決める権限がないのはとてもわかりやすく、納得のいくことでした。
とはいえ、いつまた痛みが出るのか不安で、中学生の間はいつも家庭環境調査票の健康面で伝えておきたいことの欄にいつも虫垂炎再発の恐れありを記入してました。
そんな葛藤のあった過去を思い出しながら…
虫垂炎…
典型的な症状は、右下腹部痛(右の腰骨とおへそをつないだ線の外側3分の1の場所)です。みぞおちからおへその上あたりの痛みから始まり、4~6時間後から吐き気、食欲不振が現れ、その後右下腹部痛、発熱と続きます。虫垂炎だと判断するには、痛みが移動することとその順番が重要です。しかし、患者さんの約半数は典型的な症状を示さず、診断が難しいことから、医師の間では「たかが虫垂炎、されど虫垂炎」といわれています。
長男さんの話してくれた経緯と似てる。
そして何より経験があって、再発することを理解していたから
自然と腹痛=虫垂炎が思い浮かんだのでしょう。
本人は無駄足になって大惨事にしてしまったと後悔していたようだけれど
虫垂炎かもと思ったら、痛みが右下腹部へ移動することがあればできるだけ早く病院に受診するのが良いそうです。遅くなると炎症を起こした虫垂が破裂に至る可能性があるとか。
救急の方のアドバイスもあったように病院に行ったことは正解でした。違っていても動いてくれる救急の方たちに感謝しつつ、
虫垂炎でなくてよかったこと
次に虫垂炎になったら手術して完治させる意思が固まったこと
いろんな人に助けられていること
よかったことを集めて
しっかり下剤をつかって身体を楽にして
睡眠をとることにしようと相成りました。
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誰の問題か?!
先日のワークショップをも思い出します。
何を基準に考えるか
自分の価値観はそれでよいのか
自分に向き合う際に、先生からいただいたような冷静で的確な情報をもらえたことは、とてもありがたかった💡おかげで思考が柔軟になりました。
どんな情報に触れるかも大事💡
間違いだったとしても大丈夫
そこも含めて救急の方も病院の方も動いてくださるし
舎監さんにしても同じく
ただ、長男さんが良くなるために動いてくれて、協力してくれていることがわかるので
もう感謝しかないと思ったのでした。
決して一人じゃない。
社会も温かい。
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