ステップファミリーで『愛』を表現するって…

継親子関係において問題が起こったときのアドバイスに
『愛があれば大丈夫』
『愛をもって関わってあげて』
と言われ、余計に悩んだことがあります。

アドラー心理学をベースにした
アクティブ・ペアレンティング（AP）
APジャパン認定トレーナー

選択理論をベースにしたステップファミリー支援の
M-STEP認定オンラインカウンセラー🌈あないのりえです。

そもそも『愛』を感じて育ってきていなかった私にとっては
言ってる意味がわからないくらいのレベルでした。
（でもこうして結婚してるのはなぜだろう？と自分で自分を不思議に思ったりしていたものです）

なので
これだ！！（救世主）とおもったAPのテキストに
『愛を表現する』という第5章に差し掛かったときに愕然としました。
（あるグループでは　「私は5章受けたくないです」と言われたことがありました。
　とはいえ今ではグループ内で笑いに変わっていますし　
　そんな気持ちにさせない秘密兵器がありますのでご安心ください！！！）

『愛』…

受講時はよく理解できずにいました。
あまり考えないようにしていたのかもしれません。
無いなと思っていたり
無いことは自分を過小評価することになっていたり
これ以上自分を蔑むことも怖かったり

愛してるよ
可愛いね
大好き
大切だよ
…そんな直接的な言葉や

抱きしめる
ハグする
肩を寄せる
髪を撫でる
…そんなふれあいも

できることが無い、難しいと思うことでした。
継子だけでなく実子にもです。
（慣れって大事かも…と思います）

できないことが盛りだくさんでてくるので
受講はたいへん厳しい戦場のようでした。（随分悩んでたのでしょうね）
かたや一緒に受講していた皆さんは実親さんばかりでしたから

どこかで
共感してもらえないだろう
どう共感していいかもわからないだろうと
勝手に決めつけて
閉ざし気味に学んでいたように思います。
（トレーナーさんからは　すごく積極的に受けてくださっていたと言われましたが
　きっとそれ以上にもっともっと話したいことがあったのかもしれません。）

でもAPを深く理解し始めたとき
気づいたのです。
（これはきっとステップファミリーの助けになる！！と確信しリーダー取得し講座を開講し出しました）

愛は他にもある
このAPにある概念が愛そのもので、
そこを軸に関わりを考え、実践していくこと自体『愛』なのではないか？！と

家族の愛にとどまらないような…

人間愛　　

この愛があれば
ステップファミリーはもちろん
ひとつひとつの家庭に平和が生まれ
世界の争い事もなくなるんじゃないか！

世界の平和は
小さな集合体の家庭からはじまり…
なんて素晴らしいことなんだ！！と。

明るい展望とともに
考えているだけではどうにもならない
目の前の現実に

とはいえ現実問題ステップファミリー環境下では
窮地に立たされやすいものでした。

決して私はこんな人間じゃなかったのに…なぜ
なぜこんなに醜い心の持ち主になってしまったのだろう…

そう自分で自分を追い詰めることも多々ありました。

でもたくさん向き合ううちに
ちがうことが見えてきました。

もしかしたら

在るものが見えなくなっているほど
今　疲れているということ
本来の自分でいられていないだけで

一人で悩んで、我慢して、頑張っている
そのことに今は『愛』を感じます。

なぜなら
うまくやっていきたい
関係性をよくしたい
幸せになりたい

自分や相手を思う思いがこもっているから。

実際、考え方や関わり方を変えてみたことが
昔より随分心地よい今の家庭に現れているのですが
その変えてきた『行い』にもきっと『愛』があるし
間違った行いであってもいつも受け止めてくれてきた
家族ひとりひとりにも『愛』があるのだと。

空振りばかりだと心も折れ、疲れる一方になりますが
外せない考え方のポイントや、効果的な関わり方を知ってやってみるならば
うまくいくことが増えるので負担も変わってくるでしょう。

いっぱいの大荷物を背負って頑張っているかたの荷物が
一つでもその手から離れていったなら…